大アルカナ解説

0. 愚者(フール)タロットカードの意味と象徴の解説

0. 愚者/THE FOOL(フール)タロットカードの意味と象徴の解説

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タロットカード 大アルカナ『0. 愚者/THE FOOL(フール)』の解説です。

※キーワードだけを知りたい方は『0.愚者(フール)のキーワード・意味 100種類 一覧表』をご覧ください。

ウエイト版タロットカードをお持ちの方は、ご自身のカードを見ながら解説をお読みいただく事をオススメします。

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0. 愚者(フール)に描かれている内容

若者は、崖の上に立っているにもかかわらず、危険を気にすることなく空を見上げています。
足元の犬が何かを伝えようとしていますが、気にする様子もありません。

崖の向こうには氷山が見えます。
若者の進む道は険しいようですが、彼は気にする事なく自分が進みたい道を進み、旅を続けるようです。

寓意・象徴の意味と解釈

愚者/the fool
左が元のカード、右の番号が下記のシンボルです。

1. 若者の動き

よく見ると若者は立ち止まっておらず、歩いていますね。
これは『動き(行動)』を表しています。
※踊っている姿と見る場合もあります。

さらに、若者の視線は空です。空は「夢や希望」を表します。
彼はどこまでもポジティブなのです。

2. 頭の羽飾り

風になびく羽飾りは『自由の象徴』です。

3. 花柄の服

花柄の服は彼自身の才能を表します。いずれその才能が開花するのでしょう。
さらに、この花柄は四本の線が交差しており、八方向のマークになっています。
8を横にすると無限大のマークになり、彼が無限の可能性を秘めている事も暗示しています。

あと、よく見ると花柄の服の下に白い服を着ています。肌着かな?
白には純粋、潔白などの意味があります。
この若者に邪まな心は無いようです。

4. 右手に持つ棒と荷袋

右手の棒(ワンド)は小アルカナのひとつです。
この棒(ワンド)が表すものは『熱意と行動』です。
※小アルカナの棒(ワンド)は、火を象徴しており、エネルギー、活動などを表します。

そしてこの棒(ワンド)の先端に荷袋が吊るされています。
この袋、よく見ると『鷲』の絵が描かれています(個人的には、鷲に見えませんが)。

『鷲』は小アルカナそのものを象徴しており、袋の中には『創造の四元素』である、棒(ワンド)、聖杯(カップ)、剣(ソード)、金貨(ペンタクル)が入っている事を示しています。
※鷲は小アルカナのカップの象徴でもありますが、ここでは小アルカナ全体を象徴しています。

この『創造の四元素』はさまざまな『可能性』であったり、さまざまな状況に対応する力です。
そして四元素は袋の中にしまい込んだままになっているので、『可能性を秘めている』と言う意味になっています。

5. 左手に持つ白薔薇

白い薔薇は、白が『純粋』を表し、薔薇は『願望』を表します。

彼は右手に熱意を、左手に願望を持っています。
やる気マンマンって事ですね!

6. 足元の犬

この犬は『本能』を表しています。
本能とは、いわゆる『直感』の事です。
崖の危険を犬が教えてくれると言う事は、本能に従えば危険を回避できると言う事になります。

まぁ、彼はガン無視しているようにも見えますが(笑)

7. 崖

崖は危険やリスクを表しています。

8. 氷山

氷山は乗り越えなければいけない壁を表します。
氷山の手前に居ることから、まだその壁を超えておらず、外の世界に飛び出せていない事も暗示しています。
と言うか、氷山(壁)がある事に気づいていませんね。

9. 黄色の空

黄色は繁栄や祝福などの意味があり、総じてポジティブな意味合いにとって大丈夫です。

10. 白い太陽

若者に降り注いでいる太陽は、希望と隠し事の無いオープンな状態を意味しており、誰に何を隠す事なく自分の進みたい道を進む事を示唆しています。

あと、天からの霊的エネルギーや超意識などと捉える事もあります。
簡単に考えるなら、運気が高い状態と考えればいいでしょう。

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番号 0 について

『0』と言う数字は、物質的には何も無い状態、概念的には物事が始まる前の状態です。
『0』は『無』を意味します。

宇宙は『無』から始まった。
無からは何も生まれない。
無に帰す。
無限、無知、無謀、無意味、etc

など『無』から連想できる言葉がたくさんあります。

始まってもいない状態のわけですから、技術や知識、経験も持ち合わせていません。
このことから、未経験や0からのスタートなどの意味もあります。
また、全てを無に戻す=リセットすると言う意味もあります。

0. 愚者(フール) の考察

タロットカード大アルカナの『0番』、自由と純粋を表す、始まりにして終わりのカード。
読み方は、『ザ・フール』もしくは『ぐしゃ』。中には『おろかもの』と呼ぶ人もいるようです。

この若者は、なぜ『愚者』なのでしょうか?

シンボルをそのままに解釈すれば、無計画で準備不足のまま、何も考えずに旅をしているからでしょう。

しかし、僕個人的には、この愚者を『無謀な事にチャレンジする人』と見ています。

無謀と思える事でも臆する事なくチャレンジする人を見て、第三者が「やるだけ無駄なのにバカだな」「できるはずがないのに頭悪いんじゃないの」なんて言いますよね。

無謀な事にチャレンジしている人は、第三者から見たら『愚者』に見えると言う事ですね。
でも、無謀と思える事でも、まずはチャレンジしないと何も始まりません。
チャレンジするからこそ、成功やゴールがあるんです。

みなさんの周囲にも人から理解を得られずにバカにされつつも、夢を叶えた人がいるのではないでしょうか?

野球バカ、サッカーバカ、仕事バカ、世の中には色々なバカがいます。
何かに一生懸命な人は、いずれ周囲に認められ、何らかの形で苦労が報われます。

周りの声に気にすることなく、自分のやりたり事をやりたいようにやる!
僕はこの愚者のカードを、自分の好きな事を思うがままに、一生懸命がんばりなさいと言うカードだと捉えています。

ただし・・・

このカードが示すのは、ポジティブな事ばかりではありません。
危険を告げる足元の犬、崖の上に立っていると言う事実、氷山と言う困難も見えています。

カードが正位置の場合、これから進もうとする道には、リスクがある事、困難を乗り越える必要があると言う事を心に留めておく程度で良いですが、逆位置の場合はこのネガティブな要素が色濃く出てしまう事を忘れてはいけません。

占う内容によりますが、逆位置でこのカードが出た場合、「駄目だこいつ・・・早くなんとかしないと・・・」と心の中で思う事があります。

0. 愚者(フール) の正位置のキーワード

考えるよりもまずは行動、自由奔放、冒険、始まりのきっかけ、純粋、未経験、無邪気、天真爛漫、楽観的、型破り、奇想天外、頭を空っぽにする、こだわりを捨てる、ポジティブ、直感力が冴える、根拠の無い自信、自分を信じる事、など

恋愛を占って正位置が出た場合のリーディング例
・お互いに束縛の無い自由な関係
・何も考えずに二人の関係を楽しむ。
・自由な恋愛観の持ち主。
・とにかく行動に出る事。
・家柄や立場などを気にしない、など。

仕事を占って正位置が出た場合のリーディング例
・未経験の分野への挑戦。
・独自のスタイルや方法で成果が出る。
・思いがけない場所や人からお仕事が入る。
・まずは始める事が大事。
・目標は大きく持つ事、など。

0. 愚者(フール)の逆位置のキーワード

思いつきの行動、軽率、自分勝手(わがまま)、無知無謀、準備不足、刹那的、その場しのぎ、熱しやすく冷めやすい、無責任、悪意の無い暴言、悲観的、空気を読めない、視野が狭い、注意力に欠ける、適当、過大評価、一歩が踏み出せない、など

恋愛で逆位置が出た場合のリーディング例
・無計画で無責任な恋愛。
・束縛される相手。
・自分中心の恋愛。
・不倫や三角関係が始まるきっかけを作ってしまう。
・ストーカーに注意。

仕事で逆位置が出た場合のリーディング例
・無謀なチャレンジをしてしまう。
・リスク管理ができていない。
・結果に無頓着になり、目標が意味をなさない。
・理屈ばかりで行動に移さない。
・準備不足で失敗する、など。

以上、タロットカード 大アルカナ『0. 愚者/THE FOOL(フール)』の解説でした。

もっとキーワードを知りたい方は『0.愚者(フール)のキーワード・意味 100種類 一覧表』をご覧ください。

僕自身のオリジナルの解釈部分もあるので、書籍や他の占い師さんとは見解が違う場合があります。
また、占う内容やカードの配置場所、前後のカードとの関係により、リーディング内容も変化することを忘れないでください。

0. 愚者(フール)の余談

『愚者』と『隠者』

愚者と隠者
『0. 愚者(フール)』のカードと『9. 隠者(ハーミット)』のカードを並べてみました。
この2枚のカードは対照的ですね。

『0. 愚者(フール)』は意識を外に向け、『9. 隠者(ハーミット)』は意識を内に向けます。

寓意(シンボル)の比較

『若者』と『老人』
『動(歩いている)』と『静(立ち止まる)』
『空を見上げている顔」と『地面を見つめている顔』
『棒を右手に持つ」と『棒を左手に持つ』
『複数の生命」(若者と犬)と『個の生命』(老人のみ)
『明るい空」と『暗い空』
『不安定な足元(崖)」と『安定した足元(氷山)』

タロットカードには、こういった対照的なカードや類似したカードがあります。
これらを発見し、その意味を考え、理解を深めるのもタロットカードの楽しさのひとつです。

超簡単なフールズジャーニー(愚者の旅)

愚者のカードは物語のプロローグです。漫画やドラマで言うところの『0話』にあたります。

カードの正位置では、若者が何も無い状態から旅を始めます。
そして逆位置で、準備不足や自分の無計画さ、無謀さに気付きます。

自分の旅に必要なモノを揃えるには、魔術師の力が必要になるのです。

次回は『1. 魔術師/THE MAGICIAN(マジシャン)』のカードです。

0. 愚者(フール)の解説動画

Youtubeでも『愚者(フール)』の解説をしています。
内容は基本的に同じです。

カード解説リンク一覧

大アルカナ

0.愚者1.魔術師2.女教皇3.女帝4.皇帝5.法王6.恋人7.戦車8.力9.隠者10.運命の輪11.正義12.吊るされた男13.死神14.節制15.悪魔16.塔17.星18.月19.太陽20.審判21.世界

小アルカナ

ワンド:ACE2345678910ペイジナイトクイーンキング

カップ:ACE2345678910ペイジナイトクイーンキング

ソード:ACE2345678910ペイジナイトクイーンキング

ペンタクル:ACE2345678910ペイジナイトクイーンキング

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