大アルカナ解説

9. 隠者(ハーミット)タロットカードの意味と象徴の解説

9. 隠者/THE HERMIT(ハーミット)タロットカードの意味と象徴の解説

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タロットカード 大アルカナ『9. 隠者/THE HERMIT(ハーミット)』の解説です。

※キーワードだけを知りたい方は『9. 隠者(ハーミット)のキーワード・意味 100種類 一覧表』をご覧ください。

ウエイト版タロットカードをお持ちの方は、ご自身のカードを見ながら解説をお読みいただく事をオススメします。

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9. 隠者(ハーミット)に描かれている内容

グレーのローブを身に纏った老人が、氷山の上に立っています。
右手には、六芒星が輝くランタンを持ち、左手にはワンド(杖)を持っています。

世間を離れ、山の上から下界を見下ろすこの老人は、一人で真実を探求しています。

寓意・象徴の意味と解釈

隠者(ハーミット)のタロットカード 【意味と象徴を徹底解説】
左が元のカード、右の番号が下記のシンボルです。

1. 老人

カードには老人のみが描かれており、動物や植物など他の生命体が見当たりません。
これは、孤独である事や静観する事などを意味しており、周囲の声ではなく自己の内面に耳を傾け、自分と向き合う事で初めて本来の答えを見つけ出せる事を表しています。

このカードは、心の旅へと向かう事を示唆しています。

また、彼はこの場所へ到着するまでに様々な経験から知恵を得ています。

2. グレーのローブ

黒でも白でも無いグレーのローブは、中間や中性(ニュートラルの状態)を表します。

3. 右手に持つランタン

ランタンの中で灯火の六芒星が輝いており、『真実の光』を放っています。
これは『目的地を示す目印』を表しています。

4. 左手に持つ杖(ワンド)

左手の杖(ワンド)は様々な経験から得た知恵を表しており、この杖もランタンと同じく光輝いています。

このふたつの光は、どちらも火を表します。
ランタン、杖と形は違えど両手に火を持っている事になります。
火は創造の源です。

両手に火を意味するシンボルを持つ姿は、世界のカードと共通します。

これまでの経験から得た知恵を使い、真実の光が導くままに進む事で、目的地へ到達する事を表しており、一つのゴール、完成形へと到達する事も意味しています。

5. 足元の氷山

愚者のカードでも描かれていた『氷山』は問題や課題、意志の強さなどを表します。

愚者のカードでは、遥か向こうに見えた氷山ですが、この老人は氷山の上に立っています。

杖をつき両足でしっかり立っている事から、これは問題や課題をしっかり受けとめて、慌てる事なく落ち着いて取り組む事を意味しています。

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番号 9 について

『9』には色々な意味合いが含まれているのですが、『三相の集合体』として捉え、全ての力が集約されていると考えます。

例えばそれは、『能動性、受動性、中性性』『肉体、精神、霊』『父、母、子』などの象徴です。

また、1桁最後の数字である事から、次のステージに入る為の準備が必要となる事を意味します。

『9』にどの数字を掛けても単数変換すると『9』に戻る為、本質へ戻る事を意味する原点回帰とも取れます。

9. 隠者(ハーミット)の考察

タロットカード大アルカナの『9番』、探求と真実を表すカード。
読み方は、『ハーミット』もしくは『いんじゃ』。

隠者のカードはシンボルも少なく簡単そうに見えますが、相談者の質問内容や前後の繋がりのあるカードによって、リーディングが変わってきます。

特に恋愛においては、片思い、秘密の恋愛、心が結ばれている恋愛など、色々な読み方ができます。

基本的に隠者は、自己探求を表すカードですが、他者と関わらないので、秘密や隠し事などの暗示と見る事もできます。
ですので、浮気や不倫、隠ぺい工作など、人に知られてはマズイ状況を示唆する場合もあります。

逆位置の場合は、自己探求では無く、自己に閉じこもってしまうイメージです。
客観的に物事を見れず、自分都合の良い妄想に浸って現実逃避の旅へと出てしまいます。
また、逆位置だと氷山がカードの上になってしまう事から、問題や困難が出てくることの暗示にもなります。
他にも、うまく知識を活かせなかったり、秘密がバレてしまったりと読む事ができます。

9. 隠者(ハーミット)の正位置のキーワード

客観的視点を持つ、物事を俯瞰する、自分の心に従う、一人になって考える、未来の自分からのメッセージ、知識と経験の活用、一つの事に集中する、単独行動、孤独を愛する、秘密にする、専門分野、研究、勉強、など

恋愛で正位置が出た場合のリーディング例
・秘密の恋。
・片思い。
・精神的につながる恋愛。
・恋愛テクニックの活用が吉。
・自分の心に素直になる事、など

仕事で正位置が出た場合のリーディング例
・物事を客観的に見る事で、道が開ける。
・あちこちに手を広げずに、一点集中する事。
・知識と経験を活用して成功する。
・ニッチな分野へ進出すると吉。
・研究職や専門職への適性あり、など。

9. 隠者(ハーミット)の逆位置のキーワード

現実逃避、閉鎖的、自己を省みない、ひきこもる、疎外感、知識および経験不足、集中力の欠如、ケアレスミス、孤独に苛まれる、孤立する、秘密がばれる、問題や困難に対応できない、頑固、偏屈、など

恋愛で逆位置が出た場合のリーディング例
・想いが告げられない。
・恋人を求めていない。
・出会いの無い環境。
・相手を思いやる余裕が無い。
・不倫、浮気などがばれてしまう、など。

仕事で逆位置が出た場合のリーディング例
・集中力の欠如による失敗。
・自分の意見を曲げずに孤立する。
・仕事が見つからない。
・自社の商品やサービスに気づいてもらえない。
・機密情報の流出、など。

以上、タロットカード 大アルカナ『9. 隠者/THE HERMIT(ハーミット)』の解説でした。

もっとキーワードを知りたい方は『9. 隠者(ハーミット)のキーワード・意味 100種類 一覧表』をご覧ください。

僕自身のオリジナルの解釈部分もあるので、書籍や他の占い師さんとは見解が違う場合があります。
また、占う内容や、カードの位置がどういう意味を持っているか、前後のカードとの関係により、リーディング内容も変化することを忘れないでください。

余談

愚者と隠者
『0. 愚者(フール)』のカードでも説明しましたが、『9. 隠者(ハーミット)』と再度見比べてみます。やはり対照的ですね。

シンボルの比較
『若者』と『老人』
『動(歩いている)』と『静(立ち止まる)』
『空を見上げている顔』と『地面を見つめている顔』
『棒を右手に持つ』と『棒を左手に持つ』
『複数の生命』(若者と犬)と『個の生命』(老人のみ)
『明るい空』と『暗い空』
『不安定な足元(崖)』と『安定した足元(氷山)』

意識を外に向ける愚者と内に向ける隠者。
こういった組み合わせのカードがあると、カードの内容も覚えやすいですね。

超簡単なフールズジャーニー(愚者の旅)

隠者のカードは、正位置で自分を見つめる旅に出ますが、逆位置で、自己探求の終焉を迎えるものの、気付くと一人孤立しています。

今後、運命はどう動くのでしょうか。

次回は『10.運命の輪/WHEEL of FORTUNE(ホイールオブフォーチュン)』のカードです。

9. 隠者(ハーミット)の解説動画

Youtubeでも『隠者(ハーミット)』の解説をしています。
内容は基本的に同じです。

カード解説リンク一覧

大アルカナ

0.愚者1.魔術師2.女教皇3.女帝4.皇帝5.法王6.恋人7.戦車8.力9.隠者10.運命の輪11.正義12.吊るされた男13.死神14.節制15.悪魔16.塔17.星18.月19.太陽20.審判21.世界

小アルカナ

ワンド:ACE2345678910ペイジナイトクイーンキング

カップ:ACE2345678910ペイジナイトクイーンキング

ソード:ACE2345678910ペイジナイトクイーンキング

ペンタクル:ACE2345678910ペイジナイトクイーンキング

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