小アルカナ解説

ソードのペイジ/PAGE of SWORDS タロットカードの意味と象徴の解説

ソードのペイジ/PAGE of SWORDS タロットカードの意味と象徴の解説

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タロットカード 小アルカナ『ソードのペイジ/PAGE of SWORDS』の解説です。

ウエイト版タロットカードをお持ちの方は、ご自身のカードを見ながら解説をお読みいただく事をオススメします。

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ソードのペイジ に描かれている内容

軽装姿の若者が、隆起した不安定な場所に立ち、両手で剣を持って周囲を見渡しています。
空には雲が立ち上り、鳥が飛び立っています。

寓意・象徴(シンボル)の意味と解釈

PAGE of SWORDS/ソード
左が元のカード、右の番号が下記のシンボルです。
※解説の都合上、同じ番号が複数あります。

1. 軽装姿で剣を持つ若者

ウエイト先生は、この若者を『いつ襲われてもいいように警戒している』と言うような説明をしています。

このことから単純に、周囲を警戒する、用心深くなる、辺りを見張るなどと捉えることができ、何か起こった場合に、すぐに対処できるように準備をしておくことを示唆しています。
軽装姿であることから、機敏さ、素早い対応などをイメージすることもできます。

剣を構えている姿は自分の身を守ることを意味します。

この若者は身体の向きと顔の向きが逆になっています。
これは思考と行動が一致していないことを意味します。

彼の任務は周囲の見張りであって、直接戦うことではありません。
状況の把握に努め、有益な情報を取得し、色々な分析から対策を講じなければなりません。
しかし、彼はそう言った情報を基にした準備よりも、まずは行動に出たい心境だと捉えることができそうです。

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2. 立ち上る雲と遠くで飛び立つ鳥、隆起した大地

雲はソードのコートカード全てに描かれていますが、それぞれの様子が違います。

カード左下に描かれているイトスギの木が風を受けてしなっていることから、風の強さがわかります。

そのため、このペイジのカードの雲は、これからどんどん空に広がっていきそうな雰囲気で天候が変わりそうな予感をさせます。
天候の変化は、状況の変化とも心境の変化とも捉えることができるでしょう。
※深く考える必要はありませんが、イトスギの木はキリストの磔に使われた木で死と再生、墓などの象徴です。

鳥はソードのエレメント属性である『風』を表わします。この鳥もソードのコートカード全てに描かれています。

隆起している大地は、不安定さを表わしており、何が起こるかわからない状況と捉えることができます。

あまり深く捉える必要はありませんが、死と再生を意味するイトスギの木もあります。

ソードのペイジ の考察

ソード(剣)のスートとペイジのコートカード

ソードのキーワード 戦い、力、困難、決断、勇気、理性、情報、不運、など
四大元素・精霊 風・シルフ

※小アルカナのスート、数字などの基本解釈は 小アルカナ解説をご覧ください。

ソードは、四大元素の風と関連があるため、風の象徴である知性や理性、冷静なども示唆します。

1~10の数札では困難やトラブルを示唆することが多かったソードですが、コートカードの4枚は、取り分け情報や知性にスポットが当たっていると思ってよいでしょう。
また、ワンドのスート同様、ソードは男性性の象徴でもあり、主に能動的な性質です。

ペイジのコートカードは、リーディングにおいて人物を特定する必要がある場合、少年もしくは少女を表わします。

概念的な意味で少年や少女とする場合もあり、良き友人や、大人であっても『少年のような人』であれば、ペイジが指し示すこともあります。

また、実年齢や性別に関係無く、未熟な人、未発達な人を表わすこともあり、ソードのペイジの場合、訓練生や見習いなどを示唆します。

一般的には、学習、探検、向上心、純粋、変化、情報、メッセンジャー(伝達)などを象徴します。

コートカードはスートとの結びつきが強く、カードに描かれているシンボル(寓意)の多くは、スートの特徴を表わすものとなっています。

ソードのペイジは、他のスートのペイジと違い、慎重さと機敏さを持っています。
基本的にヒト、モノ、コトなどからは、距離を一定に保ち、不用心に近づくことをしません。
剣を持ってはいますが、敵を倒す為では無く自分を守る為の剣ですので、争い事や揉め事が起こった場合は、その場から去ることもあり得ます。

その他としては、ソードのスートが知性や情報を意味するので、情報処理やIT関連などと結びつけることもできます。

逆位置の場合、警戒心が強くなりすぎて、周囲全てを疑ってしまったり、被害妄想へと変わってしまいます。さらに準備が整わないことや見通しが立たないことなども示唆します。
その他のスートのペイジと違い、攻撃性も持っているので、反抗的といった意味も含まれます。

ウエイト先生は『正位置の意味の悪い面』と説明しているので、機密事項や極秘情報を盗まれる被害者としての暗示にもなります。

また、ペイジそのものが暗示する『伝達』が逆位置で示唆される場合、ソードのペイジは混乱をもたらすメッセージと捉えることができます。

※参考:タロットカード逆位置の考え方とリーディングのコツ

ソードのペイジ のキーワード

正位置のキーワード

警戒する、用心する、慎重になる、準備を整える、情報収集、監視役、諜報機関、スパイ、リスク対策、距離感をはかる、素早い行動、状況判断、真面目、テスト勉強、分析、機敏、探偵、など。

逆位置のキーワード

不用心、準備不足、裏切り、疑心暗鬼、被害妄想、無計画、慌てて失敗する、詐欺、反抗的、生意気、無力感、隠れた敵、待ち伏せ、ストーカー、秘密主義、など。

以上、タロットカード小アルカナ『ソードのペイジ/PAGE of SWORDS』の解説でした。

僕自身のオリジナルの解釈部分もあるので、書籍や他の占い師さんとは見解が違う場合があります。
また、占う内容や、カードの位置がどういう意味を持っているか、前後のカードとの関係により、リーディング内容も変化することを忘れないでください。

ソードのペイジ の解説動画

Youtubeでも『ソードのペイジ』の解説をしています。
内容は基本的に同じです。

カード解説リンク一覧

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小アルカナ

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