大アルカナ解説

12. 吊された男(ハングドマン)タロットカードの意味と象徴の解説

12. 吊された男/THE HANGED MAN(ハングドマン)タロットカードの意味と象徴の解説

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タロットカード 大アルカナ『12. 吊された男/THE HANGED MAN(ハングドマン)』の解説です。

※キーワードだけを知りたい方は『12. 吊された男(ハングドマン)のキーワード・意味 100種類 一覧表』をご覧ください。

ウエイト版タロットカードをお持ちの方は、ご自身のカードを見ながら解説をお読みいただく事をオススメします。

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12. 吊された男(ハングドマン)に描かれている内容

タウ十字に男性が吊るされています。
手は後ろで縛られているのでしょうか?

身動きが取れないにもかかわらず、彼の表情は輝いています。

寓意・象徴の意味と解釈

吊された男(ハングドマン)のタロットカード 【意味と象徴を徹底解説】
左が元のカード、右の番号が下記のシンボルです。

1. タウ十字

タウ十字(Tの形をした十字)は、神(天)を表し、それは超意識として捉える事ができます。
シンボルとしてのこの樹は、自分の力が及ばない状況を表しています。

そして、十字の左右にある生い茂った葉っぱは、この先にある希望を示しています。

2. 逆さまの男

最大の特徴は何と言っても逆さに描かれている事です。
これは、物事を『逆の視点』や『通常とは違う見方(考え方)をする事』を暗示しています。

後ろに回した手はどうなっているのでしょうか?縛られているのでしょうか?
我々からは、彼の手を見る事はできませんが、彼が手を使って何かをする事は無さそうです。

これは、『自ら手出しをしない事』、『手の内を見せない事』を表しています。

青と赤の服は冷静と情熱を表しています。
彼は身動きの取れない状況を悲観するのではなく、視点を変える柔軟性と新しい発見による自己成長を望んでいます。

十字に組んだ足は、神(天、超意識)と交信している事を意味します。
彼の表情が輝いているのは、新しい発見、新しい価値観を得ているからです。

このカードは、失敗やトラブルから目を背ける事なく、自らきちんと受け入れる事で、新しい道が開く事を暗示しています。苦しいと思える状況にこそ、成長するチャンスがあると言うことです。

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番号 12 について

『12』は完全を表します。
『10』も同じように完成や完全の意味を持っていました。

『10』が天がもたらす成果としての完成・完全ならば、『12』は天そのものの完成体・完全体と考えてよいかと思います。

『12』と言う数字は、暦や時間、干支や星座など、昔から色々な場面で、周期や区切り、構成数として、この世の真理(自然の法則)を表す特別な数字として使用されてきました。

『12』は、完成されたひとつの周期、期間、区切りをあらわし、それらが繰り返される事で世界は構成されています。

また、オリンポス12神、イスラエルの12部族、イエスの12使徒、円卓の12騎士など、聖書や神話の中に出てくる人智を超えた存在にも『12』と言う数字は使われています。

『12』は、それだけ特別な数字と言うことです。

イエス・キリストを裏切った『イスカリオテのユダ』が12番目の使徒だった為、数字の『12』からは、裏切りのユダやキリストの磔刑を連想する事もできます。

個人的にですが、吊るされた男のカードの逆位置の絵柄がこれらのシーンをイメージしやすい事もあって、相談内容や相談者の状況によっては、『裏切り』や『終わりが近づいている』などと言ったリーディングをする事もあります。

12. 吊された男(ハングドマン)の考察

タロットカード大アルカナの『12番』、自己犠牲を表すカード。
読み方は、『ザ・ハングドマン』もしくは『つるされたおとこ』。

吊された男のカードは、『今の状況に自ら身を委ねる』事だと教えてくれています。

『自己犠牲』と表現すると、ネガティブな意味合いが強くなりそうですが、それは逆位置での解釈になります。

正位置の場合は、今の状況から逃げたり抗うのではなく、どうすればこの状況を楽しめるか、この状況から得られるものは何か、など、ひとときの間、自分を犠牲にすることで新しい発見、成長を得られるというポジティブなカードです。

ある意味、『苦労は買ってでもすべし』ですね。

このカードは、『自分の思考を疑え』とか『相手の視点で考えろ』とか、自分を戒めるためのアドバイスをくれるので、自分が煮詰まっている時に出現すると、『あ、そうか!』と気づかせてくれることが多いです。

しんどくて嫌な事でも、このカードが出ると『そうか、がんばろう!↑』と思えるので、個人的にお気に入りのカードだったりします。
逆位置で出た時は、『そっか・・・↓』ってなりますけど。

12. 吊された男(ハングドマン)の正位置のキーワード

状況に身を委ねる、流れに逆らわない、視点を変える、逆転の発想、相手に尽くす、試練に挑む、自己犠牲、手の内を隠す、修行、忍耐、努力、奉仕、妥協、など

恋愛で正位置が出た場合のリーディング例
・相手に尽くす事が必要。
・良くも悪くも進展しない状況。
・時間やお金がかかる。
・恋人に求める条件を変えてみる。
・今は待つ時、など

仕事で正位置が出た場合のリーディング例
・介護などの相手に尽くす仕事が吉。
・相手の条件に従う。
・今は修業期間として捉える事。
・きつくても充実できる仕事。
・こちらの手の内は見せない事、など。

12. 吊された男(ハングドマン)の逆位置のキーワード

逃げられない状況、やせ我慢、無駄な努力、自分本位な行動や考え方、被害者意識、視野が狭い、試練に苦しむ、本質を見抜けない、わがまま、など。

恋愛で逆位置が出た場合のリーディング例
・尽くしても報われない。
・自分の気持ちだけを押し付けてしまう。
・意地を張ってしまい素直になれない。
・依存や束縛の関係。
・相手の要求に耐えられない、など。

仕事で逆位置が出た場合のリーディング例
・仕事内容が報酬に見合わない。
・嫌でも断れない。
・頑張っても報われない。
・相手の真意がわからず振り回される。
・苦しい状況に閉ざされる、など。

以上、タロットカード大アルカナ『12. 吊された男/THE HANGED MAN(ハングドマン)』の解説でした。

もっとキーワードを知りたい方は『12. 吊された男(ハングドマン)のキーワード・意味 100種類 一覧表』をご覧ください。

僕自身のオリジナルの解釈部分もあるので、書籍や他の占い師さんとは見解が違う場合があります。
また、占う内容や、カードの位置がどういう意味を持っているか、前後のカードとの関係により、リーディング内容も変化することを忘れないでください。

余談

吊された男と世界
『12. 吊された男(ハングドマン)』と『21. 世界(ワールド)』のカードを並べてみました。
この2枚のカードは対比のカードとして有名です。

象徴画だけでなく『12』の数字を逆にすると『21』になるところから、繋がりがありますよね。

シンボルの比較
『逆さに吊るされている男性』と『真っ直ぐに立つ女性』
『着衣』と『裸』
『T(直線)』と『O(曲線)』など、

『4の字に組んだ足』も上下が逆になっていることで、反対に見えます。

こうしてみると、『吊された男』は、物事を逆の視点で見る事で、いずれ完全に調和する『世界』へと向かう事を暗示しているようです。

そう考えると『吊された男』は、すごく未来のあるカードだと思いませんか?

超簡単なフールズジャーニー(愚者の旅)

吊された男のカードは、正位置では今の状況に身を委ね成長する事を、逆位置では逃げられない状況を表します。

その先に待っているのは・・・
次回は『13.死神/DEATH(デス)』のカードです。

12. 吊された男(ハングドマン)の解説動画

Youtubeでも『吊された男(ハングドマン)』の解説をしています。
内容は基本的に同じです。

カード解説リンク一覧

大アルカナ

0.愚者1.魔術師2.女教皇3.女帝4.皇帝5.法王6.恋人7.戦車8.力9.隠者10.運命の輪11.正義12.吊るされた男13.死神14.節制15.悪魔16.塔17.星18.月19.太陽20.審判21.世界

小アルカナ

ワンド:ACE2345678910ペイジナイトクイーンキング

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