タロットの基礎知識

タロットカードの選び方

タロットカードの選び方

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タロットカードの選び方

こんにちは。心斎橋の占い師「現 道晶」です。

これからタロットカードを勉強しようと考えている方にとって、最初に悩む事になるのが、「どんなタロットカードを購入すればよいか」ではないでしょうか?

カードに描かれているイラストを見て、気に入った物を選べば良いですよ!と言いたい所なんですが、イラストの好みだけで選んでしまうと、少し後悔する事になるかもしれません。

ですので、タロットカードを購入する際の注意点を解説したいと思います。

1. タロットカードはどこで買う?

Amazonや楽天などで買えます。
タロットカードを専門に扱うネットショップもたくさんありますので、検索してみましょう。

今すぐ欲しい!と言う人は、本屋さんへ行きましょう。
そこそこ大きな本屋さんであれば、占いコーナーで売ってます。ただ、種類はかなり限られると思います。

また、複数の占い師さんが在籍する「占い館」などでも売っている事が多いです。

ちなみに僕は、Amazonで買ってます。

2. 中古品を買っても大丈夫?

おススメはしません。練習用であっても実際に「占う」のであれば、やはり新品が望ましいです。
中古品のカードは、以前の持ち主の「気」や「念」を含んでいる場合が多く、使用するのであれば、カードを浄化する必要があります。

中には、中古品でも気にせず使う方もいますので、気持ちの問題と言えばそれまでですが、ほとんどの占い師の方は、おススメしないと思います。

ただし、僕の個人的な考えでは、信用できる占い師さんからなら、お下がりとして譲り受ける分には問題無いと思います。(占い師さんが譲ってくれるカードなら、危ないカードでは無いでしょうし、浄化も済ませてくれていると思います。)

余談ですが、中古で売りに出ているタロットカードの中には、今は絶版になっている希少価値の高いカードもあります。そういったカードをコレクターズアイテムとして購入する場合は、特に問題はありません。

3. タロットカードの選び方 その1

タロット占いについてでも少し触れましたが、タロットカードには色々な種類があります。

大きく分類すると、下記の3つになります。

1.マルセイユ・タロット(マルセイユ版)
2.ライダー・ウェイト・タロット(ウェイト版)
3.その他のタロットカード

一般的にタロットカードと言えば、「マルセイユ・タロット(マルセイユ版)」か「ライダー・ウェイト・タロット(ウェイト版)」のどちらかを指します。

どちらもカードの構成は同じで、大アルカナ22枚と小アルカナ56枚の計78枚のカードとなります。

大アルカナ
寓意画(象徴画)が描かれた、0番~21番までの22枚のカード。
それぞれのカードには、番号と共に、愚者、魔術師、女教皇などの名前がついています。

小アルカナ
棒(ワンド)、聖杯(カップ)、剣(ソード)、金貨(ペンタクル)の4種類に分けられており、1~10までの数字のカードと、コートカードと呼ばれる4種類の人物札で構成された、4×14の計56枚のカード。トランプに似ています。

小アルカナは、マルセイユ版、ライダータロット版ともに構成や枚数は同じですが、描かれている画の内容が、大きく変わります。

1.マルセイユ・タロット(マルセイユ版)
マルセイユ版タロット

16世紀から18世紀頃のヨーロッパで、大量生産されていたカードの絵柄の総称。またはその絵柄を踏襲したタロットカードの名称。「マルセイユ版」「マルセイユ系」などと略される。

当時はカードゲームなどに使われていたそうです。

マルセイユタロット8と11
↑大アルカナの8番目が「正義」のカード、11番目が「力」のカードになっています。

マルセイユ版タロット
↑小アルカナの数字のカードは、寓意画で描かれておらず、トランプのようにスートのマークが描かれています。

2.ライダー・ウェイト・タロット(ウェイト版)
ライダータロット

アーサー・エドワード・ウェイトが黄金の夜明け団の解釈に基づいてデザインし、パメラ・コールマン・スミスに描かせたタロットの通称。1909年にロンドンのライダー社から発売されたことから、ライダー版とも呼ばれる。

アール・ヌーヴォー調の親しみやすい絵柄で大ブームとなる。以後、イギリスでタロットと言えば、ほとんどこれを指すほどになった。

ライダー版、ウェイト版と呼ばれる事もあります。
ぶっちゃけ、タロットカードと言えば普通はこっちを指すと思っても間違いではありません。
迷う必要は無いので、初めてタロットカードを買う方はこちらを購入しましょう。

ライダーウエイトタロット8と11
↑大アルカナの8番目が「力」のカード、11番目が「正義」のカードになっています。マルセイユ版と逆になっています。

ライダータロット
↑小アルカナの数字のカードも、スートのマークではなく、寓意画(象徴画)が描かれています。

3.その他のタロットカード
イギリスの魔術師(オカルティスト)、アレイスター・クロウリーが創作した「トート・タロット」、禅の世界観がベースになっている「OSHO禅タロット」、易カードとも呼ばれる「イーチン・タロット」などなど。
探せば、もっとたくさん出てくると思います。

トート・タロットはまだしも、OSHO禅タロット、イーチン・タロットは、もはやマルセイユ版ともライダータロット版とも似ておらず、別物と考えた方が良いでしょう。
これらは、一般的なタロット占いを勉強したい方が初めて買うタロットカードとしては、おススメはしません。

3. タロットカードの選び方 その2

タロットカードには、78枚それぞれのカードに複数のシンボル(寓意・象徴)が描かれています。そしてそれらの描かれたシンボルをベースに、色々な絵師さんがカードの画を描いており、かわいいタロットカード、かっこいいタロットカードなど色々なテイストのタロットカードがあります。中には元々のシンボルや画の雰囲気を大きくアレンジしたカードもあります。ただ、初めてタロットカードを購入するのであれば、スタンダードな絵柄のライダータロットカードをおススメします。

理由としては、絵柄がアレンジされたタロットカードは、本来あるべきはずのシンボルが描かれていない場合があるからです。

例えば、下の画像は、ライダータロットカードの魔術師のカードですが、このカードの絵にはシンボルがたくさん描かれています。(赤マルの部分)
魔術師

このカードがどういう意味を持つのかを学ぶ時に、この赤マルで囲まれたシンボルが何を意味するのかを理解する事で、よりカードの解釈が深くなっていきます。

しかし、↓下の魔術師のカードを見て下さい。

魔術師

シンボルどころか、もはや全く違う画になってます。同じ魔術師のカードでもここまでアレンジされた画になると、カードの意味を丸暗記するしかなくなります。

ですので、マルセイユ版、ライダーウエイト版のタロットカードを元にしているとは言え、絵柄が大きくアレンジされたタロットカードをいきなり購入してしまうと、なかなかカードの意味を理解できない場合があります。

ちなみに僕は、絵柄に惹かれて、このアレンジされた画像のタロットカードを一番最初に買いました。有名なイラストレーターの天野喜孝さんが描いたこのカードに一目惚れしたのです。
なので、タロットカードのそれぞれの意味を理解するのに、ずいぶん時間がかかりました。
結局、基本のライダーウエイト版タロットも購入しましたし。

ですので、まず初めに購入するのであれば、スタンダードなタロットカードをおススメします。僕のように、どうしてもこの絵師さんのタロットカードが欲しい!と言う場合、そのカードの絵柄が大きくアレンジされているようであれば、スタンダードな絵柄のタロットカードも購入する事をおススメします。

ある程度、タロットカードの意味が理解できるようになれば、色々な絵柄のカードに手を出しても大丈夫だと思います。
同じライダーウエイト版でも、アンティーク調で描かれたアーティスティックな絵柄もあれば、動物をモチーフにした可愛らしいカードもあります。
本当に色々な絵柄のタロットカードがあるので、色々探せば自分のお気に入りのタロットカードを見つける事が出来ると思います。

4. タロットカードの選び方 その3

ライダーウエイト版のタロットカードはトランプよりも少し大きく、70mm(横)×120mm(縦)が標準サイズとなっています。
マルセイユ版は、65mm(横)×122mm(縦)です。

ただ、どちらもミニサイズやポケットサイズなども出ています。
手が小さい方は、ポケットサイズの55mm(横)×90mm(縦)でも良いかと思います。

ライダーウエイト版、マルセイユ版のオリジナルのタロットカード以外はサイズのバリエーションが無い物もあります。
その場合は、潔く諦めましょう。

なんにせよ、タロットカードを購入する際は、サイズの確認を忘れないようにしてくださいね。

5. 結論!

タロットカードを購入するなら、インターネット通販がおススメ!
中古品は買わない!
スタンダードな絵柄のライダー・ウエイト・タロットがおススメ!
購入する際は、サイズ確認を忘れずに!

以上!

占い師の現
占い師の現
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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