独学で学ぶタロット占い

タロット占いって当たるの?現役の占い師が正直にお話しします!

タロット占いって当たるの?現役の占い師が正直にお話しします!

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今回は、『タロット占いって当たるの?』をテーマに記事を書いてみました。

『タロット占い』は占いに興味の無い人でも、一度は耳にした事があると言っていいほどのメジャーな占いです。

占いには、四柱推命や占星術、手相など、色々な種類がありますが、『占いの習得レベル』で比較した場合、他の占いより短時間で習得が可能な事もあって、一番最初に習得したのがタロット占いだったと言う占い師さんも多いのではないかと思います。

また、漫画の『ジョジョの奇妙な冒険』やRPGゲームの『ペルソナシリーズ』などを筆頭に、『タロットカード』の世界観を取り入れたサブカル作品も多数見受けられるようになった事もあり、近年では一般の方でも趣味としてタロット占いを勉強する人が増えた気がします。

僕自身も初めて習得した占いがタロット占いでしたし、『占い』の枠を超えてタロットカードの世界観にハマっていたりします。
お仕事として占い(鑑定)をする場合も、タロット占いをメインに据えることが多いです。

タロットを扱う占い師の多くは、「タロットは当たる」と言いますが、実際のところはどうなのか、客観的に見て『タロットは当たるのか』を僕自身の経験も踏まえて正直にお話ししたいと思います。

『タロット占いって当たるの?』

占う内容によって、タロット占いが向いているものと向いていないものがあります。
まずは、タロットの得意とする分野と苦手な分野を知ってください。

タロットの得意分野
時間とともに変化していく状況や人との関係性、直近(3〜12ヶ月)の運勢、行動の吉凶、選択の吉凶、心理(心情)、など。

タロットの苦手分野
一生を通しての運気の浮き沈み(長期的な運気のバイオリズム)、他人との相性、 先天性資質(才能や適正)、失せ物探し物、など。

あと、占いの大前提として、占いは予言では無いので『当たるも八卦当たらぬも八卦』が基本となります。

15年以上、占いに携わっている僕の経験則からも、タロット占いに限らず、どんな占いでも、誰の占いでも、当たりもすれば、ハズれもすると断言できます。

「えっ、当たり前やん!」って思いました?

でも、そんな当たり前の事を忘れて、「◯◯占いって当たるの?」「◯◯さんの占いって当たるの?」って言う疑問を持つ人が多いのが実状です。

どんな占いでも、『当たるも八卦当たらぬも八卦』です。
これは基本中の基本です。

もちろん、占いが外れる事の言い訳をするつもりではありません。
『当たるも八卦当たらぬも八卦』とは言え、多くの占い師さんは、少しでも的中率を上げるために日々、研究などの努力を重ねています。

タロット占いって当たるの?と言う疑問に対する答えの前提として、知っておいて欲しいだけです。

前置きが長くなりましたが、タロット占いが当たるのかをお話ししたいと思います。

結論から言うと、『過去』と『現状』は比較的当たりやすいです。

『占いが当たる』と言うと、占いに嫌悪感のある人は、『バーナム効果』とか『プラシーボ効果』とか『コールドリーディング』とか言う人がいますが、タロットカードを使う占い師全員が、それらの効果を狙って、お客様を占っているわけではありません。

バーナム効果やプラシーボ効果を狙ったりコールドリーディングをするのは、『当たる占い師』と言う肩書きを強く欲しがる、ごく一部の占い師か詐欺師、テレビなどのエンタメショーとしての占いだけです。

ただ、タロットカードの特性上、結果的にバーナム効果と言われてもおかしくない占い(会話)の展開になる事はあります。
タロットカードは、一枚一枚のカードに複数の意味が含まれているものがほとんどなので、バーナム効果っぽい占いになりやすいのも事実なんですよね。

ですが、全てのカードに同じ意味があるわけではありませんし、どんな質問にも都合良く当てはまる便利な答えが用意されているカードが揃っているわけではありません。

本当に偶然、お客様の状況を言い当てる事のできるカードが出てくるのがタロット占いなんです。
実際、占っているこちらがビックリするくらい当たる事も普通にあります。

なので、バーナム効果うんぬんと言う人には、「違う、そうじゃない」と言いたいです。

少し話しが脱線したので戻します。

『当たるも八卦当たらぬも八卦』が占いの基本ですが、僕の経験上、『過去』と『現状』に関しては、タロットは当たりやすいです。

『未来』に関しては、占ったその後のお客様の行動次第な所もあるので、何とも言えません。

もちろん行動に関係無く、「告白したら上手くいく」と言う占い結果に対して「告白してもダメだった」と言う結果になる事もありますし、「告白が成功した!」となる場合もあります。

なので、未来に関しては『当たるも八卦当たらぬも八卦』としか言いようが無いと僕は考えています。

タロットが苦手としている分野の、他人との相性、才能や適正などは、あまり声を大きくして当たるとは言えないです。
とは言え、当たらないと断言することもできないので、ニュアンス的に「当たる事ももちろんあるよ」って言う感じです。要は当たる確率が低いって事ですね。

何にでも向き不向きはあるので、タロットが向いていない分野を占う事に関しては当然の答えとも言えます。
※占いの向き不向きに関しては、占いの種類である『命術(命占)』『相術(相占)』『卜術(卜占)』に関して調べると良いです。

ちなみに、当たらないと言う話しをすると、「それは実力不足」とか「タロットでは無く、占い師側の問題」とか言い出す占い師さんもいます。

結局のところ、当たると言っても、当たらないと言っても、それぞれの反対勢力が出てくるんですよね(笑)。

まぁ、タロットカードの理解が浅い場合は、タロットからのメッセージをきちんと受け取れないので、占い師の実力不足と言う指摘は一理はあるのですが。

とりあえず長くなってきたので、以上の事を踏まえた上でまとめたいと思います。

『当たるも八卦当たらぬも八卦』で、占い師による実力の個人差はあれど、総合的に見た場合、タロットが得意とする分野の占いに関しては、『当たる』と言っても差し支えないんじゃないかと個人的には思います。
正確に言うなら『当たりやすい』と言う表現の方がいいかな。

僕自身だけでなく、僕がこれまで出会った事のあるタロット占い師さんの鑑定の様子も踏まえた上で、僕は『当たる』『当たりやすい』と結論づけています。

長々と書いてきましたが、『タロット占いって当たるの?』と言う疑問に対する、僕の答えは以上となります。

ただね、個人的にタロットの本当の魅力は、その時に必要なメッセージをくれる事だと思ってます。
当たり外れにだけ目を向けてタロット占いをするのは勿体ないです。

迷った時、進めない時、どうしていいかわからなくなった時、偶然と言う結果に身を任せたくなった時、タロットカードは道を指し示してくれます。

時には、「えーっ、そんなん嫌や!」と言う道を示してくる事もあるけど、それは目を背けてはいけない道だったりします。

真剣にタロットに問い掛ければ、必要なメッセージを送ってくれる。
これがタロット占いの本来の姿だと個人的には思います。

タロット占いに興味を持たれた方は、ぜひカードからのメッセージを受け取ってみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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