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今回は、タロットカードで使われている『色』についての解説です。
タロットカードで使われている色の意味
タロットカードの絵には、さまざまな色が使われています。
カードに登場する人物の服、百合や薔薇などの植物、象徴としてのそれぞれのアイテム、背景などに使われている『色』の意味や解釈を知ることで、タロットカード一枚一枚の理解も深まると思います。
同じ色でも、複数の意味を持つ場合もあり、イマイチよくわからないと言う方もいるようなので、ウェイト版のタロットカードを元に、代表的な『色』について解説します。
※ここで説明している内容は、あくまでタロットカード内での意味合いであり、現在美術の色彩が意味するものや、カラーセラピーなどの心理的要素は含んでいませんので、ご注意ください。
白の意味
『白』の多くは、純粋や純真、無垢、汚れていないこと、などを意味し、場合によっては高貴さなどを表わすこともあります。
タロットカードの絵の中では、主に衣服や植物(百合や薔薇)などで使われています。
さらに、『白』は光を意味する場合もあります。
光は物事のプラス面を強める陽性を示し、能動的(積極的に行動すること)であることを意味します。
例としては、大アルカナの『2.女教皇の白い柱(ヤキン)』や『13.死神の白馬』などです。
また、白が表す光は、*霊的エネルギーの象徴でもあり、『小アルカナの各スートのエースに描かれている手』などがこれにあたります。
*霊的エネルギーとは人ならざるモノの力のことです。簡単に言うと神様や宇宙の力と言った類のものだと思ってもらえれば良いかと思います。
黒の意味
『黒』は大きく二つの意味があります。
ひとつは、邪まな心や恐怖、絶望、終焉、など、です。
例としては、大アルカナの『15.悪魔』や『16.塔』、小アルカナの『ソードの9』などです。
もうひとつの意味は暗闇で、秘密、隠しごと、不明、などと解釈します。
例としては、小アルカナの『カップの7』や『ペンタクルの3』などです。
さらに、『黒』は白の対比として使われることもあります。
白の光に対し、黒は闇を意味しており、行動の否定や惰性と言ったマイナス面を強める陰性を示し、受動的(受け身)であることを意味します。
対比例としては、大アルカナの『2.女教皇の2つの柱』や『7.戦車のスフィンクス』などです。
灰色(グレー)の意味
『灰色(グレー)』は、中性(中正)で、陰陽、プラスマイナス、右左、など二項(または複数項)の、どちらにも傾いていないことで、よく言えば中立、悪く言えばあいまいを意味します。
大アルカナの『9.隠者』などがわかりやすい例だと思います。
また、中立ゆえに『無』とも考えられ、何も無い状態、無気力、無関心などの解釈もできます。
さらに、逆位置の場合に多くなりますが、陰気、憂鬱、質素、悲観的などの意味となることもあります。
灰色(グレー)は大アルカナ、小アルカナを問わず、背景を中心に、色々な象徴のシンボルの色で使われています。
赤の意味
『赤』の多くは、情熱、熱意などの感情のエネルギーを表わしており、場合によっては欲望などの、行き過ぎた感情を示唆することもあります。
タロットカードの絵の中では、主に衣服や植物(薔薇)などで使われています。
また、赤は血の色と言うこともあり、闘争本能や争いそのもの、積極的に行動すること、血気盛ん、などの意味もあります。
赤は大アルカナ、小アルカナを問わず、色々なカードで使われているので、特に説明は必要ないと思います。
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黄の意味
『黄色』は、幸福、祝福、希望、満足感、などを意味し、豊作や繁栄など、豊かさの象徴の色でもあります。
大アルカナの『6.恋人』や『19.太陽』などが、わかりやすい例だと思います。
また、黄色は白と同様に『光』としても解釈でき、陽性(能動性)を表わすとともに、霊的エネルギーと捉えることができます。
※詳しくは上部の『白』についての部分をお読みください。
霊的エネルギーを表わしているカード例は、大アルカナの『7.戦車の八芒星』や『14.節制の天使の冠』などです。
黄色は、太陽や月、カップやペンタクル、衣服、背景など、色々な場所に使われており、タロットカードの代表的な色のひとつと言えます。
緑の意味
『緑』は、若々しさ、成長、安らぎ、生産性、などを表わしています。
タロットカードの絵の中では、森や木々、草原、植物などといった自然を描くのに使われています。
緑も大アルカナ、小アルカナを問わず、色々なカードで使われているので、特に説明は必要ないと思います。
青の意味
『青』は、冷静さ、知的さ、さわやかさを意味するとともに、冷たさや寒々しさ、淋しさ、困難、などを表わしています。
タロットカードの絵の中では、背景(空)や海、山、小アルカナのソードなどで使われています。
また、青は水(川や海)や空などと関連して使われていることが多く、それらと合わせて、変わりゆくさまや変化そのもの、流れなどと解釈できます。
水の色として使われている場合は、潜在意識を意味することも多いです。
青も大アルカナ、小アルカナを問わず、色々なカードで使われているので、特に説明は必要ないと思います。
タロットカードで使われている代表的な色としては、上記の7種類ぐらいだと思います。
基本的に色だけで判断するよりも、寓意画や象徴と合わせて何を意味しているのかを考える方が良いと思いますので、これらはあくまで参考程度にしてもらえればと思います。
以上、『タロットカードで使われている色の意味(白・黒・灰・赤・黄・緑・青)』でした。
余談:ラッキーカラーを占うなら
ラッキーカラーを占うなら、タロットカードを使うよりオラクルカードの『The Secret Language of Color Cards』がオススメです。
『The Secret Language of Color Cards』は、全45枚の『色のカード』です。
色に特化したカードなので、初心者でも使いやすくタロットカードとの相性もピッタリです。
もちろん、ラッキーカラーだけでなく、『The Secret Language of Color Cards』単体で、色々な事が占えます。(解説書も付属しています。)
タロットカードでお悩みを占った後に、別途ラッキーカラーを出してあげたりするととても喜んでいただけますよ〜。
もちろん僕も、普段の鑑定でタロットと併用して使っています!
ちなみに2021年7月現在、Amazonでの評価数903個、しかも『星5が82%』となっており、客観的に見ても超人気のカードである事がわかります!
タロット占い師が持ってて損をしないカードの一つです♪