占いの話し・雑記

【占い師になりたい】占いは独学で習得できる!その有料講座は本当に必要?

占いは独学で習得できる

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こんにちは。心斎橋の占い師『現 道晶』@gen_michiaki)です。

占いを学ぼうとする多くの人は、『占い講座を受講すべきか』『独学でも習得できるか』と考えると思います。

ここでは、『占いの方法を学ぶ・占いの知識や技術を習得する』には、有料の講座を受けた方が良いのか、それとも独学でも可能なのかを解説しています。

プロの占い師になるためには、きちんとした講座で学んだ方が良いと思っている方もいると思いますので、そんな人たちに読んでもらえたら嬉しいです。

※あくまで知識や技術の習得の話しです。独学、講座の受講を問わず、占いの上達には、たくさんの人を実際に占う事が何より重要です。

占いの種類によって独学の難易度が変わる

まず、占いには、命術、卜術、相術の3種類があります。
参考:占いは『命・卜・相』(めい・ぼく・そう)の3種類に分類される

その中からメジャーどころの占いを抜粋するとタロット、手相、風水、占星術、四柱推命、九星気学などになります。

占い師になるためには、何かしらの占術をマスターして占いができるようになる必要があります。

一般的にプロの占い師としてやっていくなら、命術、卜術、相術の3種類全てをマスターしておくのが理想と言われています。

ですが、どれかひとつの占術ができるようになれば、プロの占い師としてスタートを切ることは可能なので、最初からいきなり3つの占術を学ぼうとしなくてもいいです。

同時に3種類を学ぶよりは、ひとつずつ確実にマスターしていく事をおススメです。

その中で比較的、有料講座のカリキュラムと変わらない内容を独学で習得可能なのが、タロットと手相だと思います。

タロットと手相は独学で覚えられる

占い師によって見解は違うと思いますが、僕の個人的な意見としては、タロット手相有料の講座を受ける必要は無いと思っています

理由としては、市販されている本の中から良書を選んで2〜3冊も読めば講座を受講するのと変わらない知識を得られるからです

タロットと手相の書籍ってめちゃくちゃ充実してて、有料講座の内容と遜色ないです。
なのでタロットと手相の習得を目指すなら、有料講座を受講する前に、まず本を読んでみることをおススメします。

ただ、『何冊も読むのめんどくさいわ。それやったら講座受けるわ』と思った人いますよね?

うん。気持ちはわかります。

でもですね、講座を受講して占いの知識がつくにつれ、これも知りたいあれも知りたいってなってきて、結局、本をたくさん読むことになる人が多いんですよ。

数万円~数十万円の講座を受講し終わった後に本を読むことになるなら、受講料を払う前に本を読んで、占いをマスターした方がお得と思いません?

また仮に本を読んでもわからないことが多くて、結局、占い講座を受講することになったとしてもメリットはあります。

それは、自分がわからない箇所をわかっていることです。

要は、講座で何を知りたいかが明確になるんですよ。
この本のこの意味がわからないから先生に聞こうってなるわけです。
ひょっとしたらそれは、カリキュラムに含まれていないことかもしれないし、講座では気が付かない箇所かもしれないわけで、その疑問を直接占い師にぶつけて解決できるって、めっちゃくちゃお得と思いません?

講座を受講し終わったら、その疑問が出ても普通は答えてもらえないですからね。

それに、先に何冊も本を読んでいれば知識も十分得ているので、講座内容のレベルが高いか低いかもわかります。
この程度の講座内容で○○万円もするの!?になるのか、これで○○万円なら安いな!になるのかは、先に本を読んで知識を得ているからわかることなんです。

そもそも、なぜ何冊も本を読まないといけないかを説明しますね。

これはタロットや手相に限ったことではなく、どの占いでもそうなんですが、実は同じ占いでも占い師によって、その考え方や占術方法に違いがあるんです。

いわゆる『流派』と言うやつです。

もっと言えば、『流派』が確立できているのはまだ良い方で、下手したら個人レベルでやり方が違う場合も多々あります。

同じタロットなのに、人によってカードの解釈が違ったりします。
手相も同じです。同じ生命線を観てるのに、解釈が違ったりします。
四柱推命や九星気学も同じです。同じ誕生日で見ているのに解釈が違ったりします。

もちろん、何もかもが違うってわけではありません。
体感ですが、80%~90%くらいは同じで、残りの10%~20%に違いがあるくらいです。

カレーと同じですね。各家庭や店によってカレーの味って違うでしょ?

自分の家のカレーだけを食べ続けてもいいんですけど、やっぱり研究の為には他のカレーも食べるじゃないですか。

占いも同じで、自分の占い方法は決まっていても、他者がどうやって占っているかは研究するんですよね。
なので、違いのある10%~20%をしっかり学ぼうと思うとすると、必然的に書いていることが違う本を読まないといけないわけです。

僕自身の経験上、タロットと手相をきちんと学ぶなら、著者の違う書籍を10冊くらいは読んだ方がいいと思います。

タロットも手相もその他の占術も、みんな同じやり方ならこんなに本を読む必要ないんですけどね。

ちなみになんですが、占い講座では各流派のやり方をそれぞれ教えてくれません。
そこの占い師さんのやり方が学べるだけです。

流派が確立できている有名な占い師さんに師事する場合は、講座名が『○○式 手相術』とか『○○流 タロットリーディング』とかになってるのでわかりやすいと思います。

次に講座の料金で考えた場合のお話しをします。

タロットにしろ、手相にしろ、きちんとしたカリキュラムの講座なら最低でも5万円くらいからになると思います。

高ければ30万円以上する講座とかも普通にあります。
しかも、どの講座の内容も、市販の本をまとめたのと同レベルなのにです。

5万円以下の講座とかは、1万円ぐらい出して二,三冊の本を読めばわかるレベルだと思います。

基本的にタロットも手相も市販されている書籍が充実しているので、他の占いに比べて秘匿性が極端に少ないんですね。
秘匿性が少ないので、タロット講座の内容を特別なものにしようと思っても、市販されている本以上のものにできないわけです。

もし、どこにも無いような内容のタロット講座を作れる人がいるとすれば、英語やフランス語が堪能で、海外の文献を原書で読んでいる人くらいです。

逆に言うと、それくらい市販の本のレベルが高いわけです(当然、本によりますけど)。

もちろん、中にはお金はいくら出してもいいから、初心者向けの講座でゆっくりタロットを覚えたい!と言う人もいると思います。

独学でも学べるとは言え、やはり自分一人の力で習得するよりも、人から教わる方が時間を節約できますし、理解もしやすいです。
疑問が出たら先生に質問ができるのもメリットの一つです。

僕自身も『タロット講座』を実施していますので、人から教わることを当然、否定はしません。

お金を節約したいなら『独学』で、時間を節約したいなら『講座の受講』を考えれば良いと思います。

要は、何を重視するかですよね。

あくまで『知識の習得』と言うことで考えた場合に、独学で十分習得できると言うことです。

ちなみに、本当の理想を言えば、『独学で勉強した後に、プロの講座を受講して先生のテクニックを盗む』です。

たまに、独学だと○○を理解できない!とかアマチュアレベルを抜けることができないとか言う、上から目線の占い師がいますが、アナタの占いの良し悪しを判断するのは、周囲の占い師ではありません。

アナタの占いの良し悪しを判断するのは、アナタのお客様です!

お客様を満足させられる占い師になると言う前提で考えても、市販の本で独学で学んで大丈夫です。
要はご自身のやる気です!

ちなみに僕自身もタロットも手相も独学で習得しました。

高額でも価値のあるタロット及び手相講座とは

さて、金額的なことだけで考えた場合、タロットと手相は独学で習得することをおススメしましたが、お金を払って受講する価値のあるタロット、手相講座もあります。

それは、有名な占い師さんに直接教えてもらえる講座で、その人のお弟子さん(または師事を受けたこと)を名乗って良い場合です。

要は、占いの技法の習得ではなく、自分のPRに先生の名前を使えることに意味がある場合です。
この場合、先生の名前がどこまで有名かによって金額は大きく変わります。

誰もが知っている有名な占い師が師匠だとPRできるなら、100万払っても安いかもしれません。
(まぁ、現実レベルで考えると50~80万の間くらいが相場かと思いますが。)

ちなみに有名な占い師さんと言うのは、一般の人でも知っている雑誌やテレビなどのメディアで活躍しているレベルの人です。

タロットなら鏡リュウジさん、手相なら島田秀平さん、などでしょうか。
業界内の手相家なら西谷先生も超有名ですね。西谷先生のところで手相を学ばれ、開業された手相家さんは、全国にたくさんいらっしゃいます。

『虎の威を借る狐』のように感じる人もいるかもしれませんが、ビジネスの世界において有名な人の名前を借りてPRすることは立派な戦術のひとつです。

ですので、タロットと手相の講座を受ける場合は、認知度の高い有名占い師を師匠としてPRできる講座は価値があると考えてください。

占星術、四柱推命、九星気学は独学だと苦労する?

初めに謝罪します。占星術に関しては僕は専門外で、タロットに関係する部分の知識しか持ってないので詳しいことはわかりません。すいません。

四柱推命と九星気学に関しては、独学だとしんどい部分が結構あります。

タロットや手相は、実際にお客様の鑑定に落とし込むのは難しくても、覚えることや占い方法としての技法は他の占術よりも簡単で、難しくありません。

しかし、四柱推命も九星気学も、と言うか『命術』と呼ばれる分野は、占う方法そのものがややこしい。そして面倒くさい。四柱推命なんて最たるものです。

なので、独学で学ぶには根気がいるし、一度や二度の挫折は覚悟した方がいいと思います。

市販されている本もたくさんありますが、意外と肝心なことが載ってなかったりして、その先が知りたいねん!ってなることも多々あります。(いわゆる秘匿性が高い占術になります。)

また、一冊1万円を軽く超えるようなプレミア価格のついた古書も多く、本を購入するだけでも意外とお金もかかります。

なので、きちんと教えてくれるなら、四柱推命や九星気学は素直に講座を受講する方が良いように思います。(独学でも根性があればできますが)

ただし、四柱推命や九星気学の講座は、初級、中級、上級と別れている場合が多いので注意が必要です。

はっきり言って初級レベルは市販の本で習得できる内容がほとんどなので、それに何万円も出す必要はありません。

あらかじめ市販の本で勉強をしておき、何をややこしく感じているのか、どこでつまづいたのかを明確にしておきましょう。

おそらくその部分は中級以上の部分に該当すると思いますが、念のため講座を申し込む際に中級や上級のカリキュラムと、○○でつまいづいたんですが、この部分はカリキュラムに含まれていますか?と確認はしておきましょう。

あとは、質問をたくさんしたくなると思うので通信講座ではなく、占い師から直接教えてもらえる占い教室やオンラインなどの講座を選びましょう。

占い教室の場合、どうしても講師の人件費や教室の使用料などが価格に反映されるので、受講料は高額になりがちです。

加えて、四柱推命や九星気学は難易度と秘匿性が高いので、教える側の技術料としての金額も上乗せされるでしょうし、受講期間(時間)もそれなりに必要になります。

それらを踏まえて考えた場合、最低価格が20万円を超える受講料になっても不思議では無いと思います。
(単純に一時間あたりの講座単価が1万5千~2万くらいが妥当だと思います)

独学で四柱推命や九星気学を学びたい場合

20万円も出したくない!どうしても独学で安く習得したいんだ!って言う人のために、独学で修得する方法を書いておきます。

それでも、5~7万円ぐらいは必要になるかと思います。

まず、インターネットで検索しまくって、評価の高い本を中古価格で3冊買います。
占いの本は稀にプレミア価格がついていて定価よりも高くなってる場合がありますが、評価の高い本なら5千円くらいまでは買いです。1万円以内で3冊買えるのが理想です。
それ以上なら別の本を探しましょう。

購入した本で勉強します。
わからないところがある場合は、それをYahoo知恵袋に投稿しましょう。
運が良ければ、親切に答えてくれる方が現れます。

四柱推命も九星気学も基本的に命術なので、鑑定サンプルとして3つの生年月日を用意します。
例えば、下記のような感じです。

Aさん:1983年6月9日
Bくん:1989年10月21日
Cちゃん:1991年8月30日

とりあえず、本で覚えた知識でこの3名分の鑑定をします。わからない部分はスルーしてOKです。

次にYahoo知恵袋に『1983年6月9日生まれの人の運勢を四柱推命で占ってください!』と言う趣旨の投稿をします。(3名分してください)
運が良ければ、親切に答えてくれる方が現れます。

次に、四柱推命で占ってくれる対面鑑定に行くか、ココナラなどのネット鑑定を使って、なるべく1件あたり3,000円以下で鑑定を依頼しましょう。
そこで、3名分占ってもらいましょう。友達の分も占って欲しいとか言えば占ってくれると思います。3名分で9,000円ほどです。(ネット鑑定はもっと安く抑えられるでしょう)
対面の鑑定なら結果を録音するか、メモをしっかりとっておきましょう。

鑑定が終わったら、自分が鑑定したものと依頼した鑑定結果、知恵袋に回答がもらえているなら、それらを突き合わせてください。

そうすると、『この部分はこう理解したのか』とか『この部分はこのことかな』と答え合わせができるようになります。

これを別の誕生日で何度か繰り返します。

そうすると徐々に理解が深まっていくようになり、自分が理解できていない部分やもっと知りたい部分が明確になるので、今度はその部分をしっかり学べる本を探して勉強します。

そしてまた、サンプルの生年月日を用意し鑑定します。

独学で勉強する場合、これの繰り返しが一番です。

うまくいけばトータルの費用が3~5万円くらいで習得できる方もいると思います。
本を何冊読むか、自分の鑑定に自信を持つのに、どれだけ他の鑑定との答え合わせをするかで、費用は変わります。

ただ、先ほども書いたように四柱推命、九星気学などは知りたいことが載っている書籍が無かったりします。

どうしても理解できない部分があった場合、知恵袋と他の質問掲示板などで根気よく投稿を続けるか、素直に有料講座を受講するしかない場合もあると思いますので、全員が必ず独学でマスターできるとは言い切れません。

ひょっとしたら、他にもっと良い方法もあるかもしれませんが、僕が思いつくのはこれくらいですね。

その他の占術について

ここで紹介した占い以外にも色々な占術があり、それらの有料講座もありますが、基本的に市販されている本が少ない、もしくは習得が困難な占術ほど、有料講座の価値は高いと考えれば良いかと思いま。

どんな占術の習得を目指すかは人によると思いますが、なるべく高い受講料が無駄にならないことを願います。

以上、『【占い師になりたい】占いは独学で習得できる!その有料講座は本当に必要?』でした。

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