このページは約 5 分で読めます。
今回は、「BEFORE TAROT/ビフォー・タロット」についてのレビューを書いてみました。
もっともスタンダードなタロットカードとして世界中で愛用されている「ライダー(ウェイト・スミス)版」。
このタロットカードは、そんな「ライダー(ウェイト・スミス)版」のその前の物語というテーマでデザインされたユニークなカード 。
ニュー・ビジョン・タロットとアフター・タロットに続く第3段の作品です。
引用文にもあるように、ビフォー・タロットは最もスタンダードなタロット、『ウエイト版 ライダータロット』に描かれているイラスト(カードの絵)のその前のストーリーが描かれたカードです。
僕が実際にアマゾンで購入したビフォー・タロット。
シュリンク包装された状態で届きました。
バーコードでワンドの女王の顔が隠れてる(笑)
ちなみに購入価格は3,290円(税込み)でした。
シュリンク包装から出して箱を開けたところ。
カードデッキと外国語の解説書がパッケージされた状態で入ってました。
↑カードデッキと一緒にパッケージされているこの解説書は外国語のみ(英語・イタリア語・スペイン語・フランス語・ポルトガル語)。
デッキを裏返すると女教皇が描かれたBEFORE TAROTのカードがありました。
女教皇が描かれているのはアフタータロットと同じですね。
ちなみにカードサイズは縦120mm、横66mmです。
解説書の内容を確認したと所、ビフォータロットの解説では無くライダー版タロットの解説書でした。
ビフォータロットのカード一枚一枚の意味や解説を記したものは付属していませんので、カードの持つメッセージは、自分なりに考える必要があります。
ただ、ウエイト版のライダータロットをきちんと理解していれば、そんなに難しいものではないと思いますので、そこまでカードの理解に苦しむ事は無いと思います。
ウエイト版のタロットカードと並べて見ました。
左がビフォータロット、右がウエイト版のタロット。
上の画像は『死神』のカード。
人々の前へと歩みを進めるビフォータロットの死神。カッケェ!
こちらは隠者のカードを並べた見ました。
左のビフォータロット は星がキラキラしてちょっとメルヘン。かわええ!
ウエイト版ではこの星(六芒星)がランタンに入ってます。
ワンドの10では、安請け合いしてる所がビフォータロット に描かれてます。
この後、ウエイト版で「言わなきゃよかった・・・」となるわけですね。
幸せを表すカップの10。
ビフォータロット では雨に打たれている家族が描かれています。
ペンタクルの8のカード。こっちも特にひねりを感じない。
ただ、ビフォータロットを見る事で真面目な職人ってイメージがより強まった気がします。
以上、大アルカナの死神と隠者の2枚、小アルカナの各スートから1枚ずつ紹介してみました。
他のカードも見応えたっぷりなので、気になる方はぜひ手にとって自分の目で見て欲しいです。
ウエイト版のタロットカードに描かれているストーリーの、手前の一コマを楽しむことができるビフォータロットですが、気をつけて欲しい事がひとつあります。
それは、ビフォータロットの制作に、ウエイト版の製作者であるアーサー・エドワード・ウエイトやパメラ・スミスが関わっていないと言うことです。
ビフォータロットはいわゆる二次創作みたいなものです。
ですので、ビフォータロット に描かれている絵(ストーリー)は、あくまでウエイト版のカードに描かれている絵の手前で起きている『一つの可能性』の出来事として捉えるのが良いのではないかと思います。
個人的には、ビフォータロット2とか3とか発売するくらい、他にもいろんなビフォーがあって欲しいです
最後にカードの紙質ですが、可も無く不可も無く「普通」と言ったところ。
カードの滑り具合は良い方だと思います。シャッフルがしやすい。
たまにあるペラッペラの安っぽい紙のカードでは無いので、その辺はご安心を。
ウエイト版ライダータロットからイメージを広げ、ストーリーを楽しむ事ができるビフォー・タロットは、タロットの勉強だけでなく、コレクションアイテムとしても持っておきたいデッキだと思いました。ホント買ってよかった。
ウエイト版を使ってリーディングしている方やウエイト版をしっかり学んだ人にはオススメしたいデッキです!
途中にも書きましたが、ぜひ78枚のカード全てを実際に見て欲しいと思います!
※youtubeでも紹介してます。
6:03〜くらいからビフォータロットの紹介をしています。(冒頭はビフォータロット以外に、アフタータロット、ニュービジョンタロットも紹介しています。)
以上、【BEFORE TAROT/ビフォー・タロット】レビュー&感想でした。